1.物流会社A社
お客様の情報
- 扱い品の多くは食品
- 元々、エクセルとアクセスで入出庫や在庫管理
課題
- ① 倉庫内のどこに何が置いてあるかは、特定の人しか分からない
- 倉庫内作業はパートさんが多く、ピッキング時にものがどこにあるか探す作業から始まるため、時間がかかる。
- ② 賞味期限管理ができていない
- 先入れ先出しがきちんとできずに、納品済みの賞味期限より、古い賞味期限の商品を出荷してしまう。
- ③ 商品を見てもすぐに賞味期限が判別できない
- 同じ棚に賞味期限違いで同一商品が複数保管されているがパッと見て古い賞味期限がどれかわからない
- ④ 欠品を容易に把握し、発注作業をスムーズに行いたい
- 出荷依頼に対して、欠品を迅速に把握したい。欠品の場合は、納品先別で出荷数を調整し、不足分の発注をスムーズに行い、在庫切れ期間を短くしたい
- ⑤ 出荷作業時間を短縮したい
- 出荷作業に時間と人手がかかる。人出を減らしつつ、出荷作業時間を減らしたい。
- ⑥ 出荷依頼を電子データで入手できるのでうまく活用できないか…
- 出荷依頼は電子データ(CSV)でもらえる。これをうまく活用して出荷依頼の登録などで効率化できないか?
課題解決への対策
① ORBIS+ハンディターミナルオプションの導入
- 在庫とロケーションを紐づけて、倉庫内の在庫を明確化
- 賞味期限別の在庫管理を徹底し、先入れ先出しを実現
- ハンディターミナル作業にて、倉庫内作業の効率化を実現
- 出荷依頼データを取り込み、入力作業を軽減
- 商品単位の発注点を使用し、在庫切れを制御
② 現品ラベル出力・活用
- ハンディターミナル入荷検品、その場で携帯型プリンターから現品ラベルを出力し、商品に貼りつけ。
- 事務所への移動などの手間を省き、入荷検品作業の効率化を実現。
- 現品ラベルには、固定倉庫ロケ、入庫日、賞味期限を印字し、商品を見て期限の判別が瞬時に可能
- また、「商品コード+入庫日+賞味期限」の一体型バーコードを印字し、ピッキング・検品時の1SKUあたりのバーコードスキャン回数を削減し、スキャンミスを制御。
出庫作業の効率化と、正確性向上を実現。
③ 出庫依頼と在庫情報から欠品算出
- 出庫予定と現在庫情報から、欠品情報を算出、スムーズな発注を実現
- 出庫数の調整機能にて、欠品情報を確認しながら任意で納品先毎の出庫数を振り分け。